The OCについて

海外ドラマ 「The OC」。
好きな人にとっちゃ今更かよだと思いますが、
このドラマにかなり心を持ってかれたので綴りたいと思います。

とりとめのない文なので、最初に自分なりにこのドラマの紹介文を
書きますのでご興味があれば続きを。。


母親に捨てられた田舎の高校生。
刑務所を出た先で待っていたのは都会の異様ともえいえるセレブ界!
一見華やかなその世界では皆が問題を抱え、次第に狂っていく。
ドラッグ、犯罪、死、他のドラマには見られないこれでもかという悲劇の連続、
しかしそれを包み込む古き良きアメリカン・コメディの底抜けな明るさ!
挿入歌は素晴らしいインディーズ音楽ばかり。
主役は若者だけじゃない! 大人にこそ見てほしい作品です。
各シーズン最終話は泣けずには見られません。


新ビバヒルGleeと、海外ドラマ(米国)にハマったのですが、
どちらもMHKでやってたからで、身銭を切って借りたのはOCが初でした。

GWの暇つぶしが目的でしたが、そんなものじゃすまされませんでした。
GEOの80円レンタルもあり、全92話を1か月で見てしまいました。
(huluでは現在シーズン1と3しか見れず、なかなか姑息…)


今まで見たドラマで一番といっていいくらい好きになったのですが、
理由を考えてみると、

・主人公の境遇が感情移入しやすく、主要キャラに魅力がある
・主人公たち(若者)の人間ドラマ部分よりその親世代のドロドロ、悲劇の
描き方が優れており、30近い自分にはどちらも胸をつかまれるものがあった
・音楽が素晴らしい(アメリカの良質インディーズがかなりかかる上、実在の
素晴らしいバンドたちが実際出演してライブしたりする)
・ストーリーが伏線の作り方をはじめ逸脱で、これでもかとドラマティックに展開しまくる
・えげつない話の中にユーモアやほのぼのがあり、笑いながら泣ける
・各シーズンの最終話が凄すぎて次シーズンを借りたくなる
・アニメや漫画等日本文化が多く登場し、敬愛されている
・92話もある分には中だるみが少ない
・カリフォルニアらしさを踏襲した「派手すぎない美しさ」の描写がうまい
・マリッサ・クーパー(ヒロイン)は日本人にどストライクの美女すぎる

等、いろいろな要素があり、飽きずに見れたのかと思います。
それではいくつか詳しく書きます。


・悲劇は終わらない
一難去ってまた一難と、野島伸司好きな自分も驚くほどの悲劇の連続です。
特にシーズン2最後の衝撃、それを軽く超えるシーズン3の最後はあまりに悲しく
最後まで目が離せなくなります。
物語全体のベクトルが一つの悲劇に向かっていく迫力は凄いものがあります。


・サブストーリー、大人の抱える問題こそ泣ける
主軸のストーリーも去ることながら、
主人公の親世代を取り巻くサブストーリーが本当に素晴らしいです。
個人的には主人公の継母を襲うアルコール依存症、そこからの立ち直りが泣けます。
継父、継母の夫婦関係は本当に素晴らしくひとつの目玉なのですが、
何度も壊滅の危機を乗り越え、どんどんその絆は深くなってゆきます。


・日本人でも共感しやすい
ドラマを取り巻く全ての人間にとても共感できる。
日本との文化の違いを考えると非常に稀な作品じゃないでしょうか。
この監督、撮影開始当時26歳と若いんですが、日本人に近いセンスなんじゃないかな。
なんとうか内向的で繊細な表現が多いんですよね。
演出、カメラワークの距離感は何か独特なんですけど、これがまた今風過ぎず良いです。


・素晴らしい音楽たち
挿入歌が素晴らしいのは勿論なのですが、港にあるライブハウスで
実在のちょい昔のインディーズバンドが出るんですね。
デスキャブやKILLERS等、これがなかなかいいバンドが多くて、
デスキャブのやったSound of settingなんか感動しました。


・コメディとしても
回によっては本当にただほのぼの、家族っていいなって感じだったりして
そのふり幅にもやられます。 準主役のセスは本当にいいキャラです。
なんというか、学生時代NHKでアルフやフルハウスを見てた自分にとって
脳をくすぐられる感じで、なつかしさを覚えました。


・ファイナルシーズンと最終回について
シーズンごとにかなり印象が変わるドラマではありますが、
正直ファイナルシーズンはいまいちではあります。
シーズン3ラストの事件でそりゃそうなるわなんですが、
いきなりSFの要素とか出てきたりしてびっくりします。

しかし最終回は素晴らしい。ほんとにうまく回収してくれました。
ラスト5分は終わるのが寂しすぎて妙な気分になりました。
これまたそう思わざるを得ない最期なんです。


でも最後の最後、これで終わりじゃないんだと気づかされます。
その幕切れの清々しさとこのドラマの持つ意味の再認識…。
また最初から見たくなります。 こんなドラマはなかなかありません。



・総括

本国では社会現象となったらしい本作品。
最終話撮影後は、スタッフ全員抱き合って号泣したそうです。
ビバヒルなどに比べると二番煎じ感や地味な印象もありますが、
話の面白さは自分には一番でした。
Gleeを超えることはないと思ってたんですがね…。

とここまで熱く書きましたが、結局は
出演キャラを愛せるかどうかにかかってるとは思います。
僕はすっかり皆を好きになってしまったので、楽しめました。
ともあれ誰しもにおすすめできる素晴らしいドラマです。


この年になってこんなに好きになれる作品に出会えて嬉しく思います。

2月1日金曜、ライブです

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2月1日(金)
高円寺ペンギンハウス
\1,800 19:00 Open

19時30分くらいから演奏します。


●吉田雄吾
●あさのおよぐ
●高円寺奇想天外魔鏡vol.1(健介)
●高田
●上村秀右(THE IGNORANTS)

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いつもは大体4人出演ですが、この日は5人でお得です。
かなりパンクな方々ばかりの様相。
僕はというと、泣きメロ、子供声、無茶苦茶なシャウト、
しかし皆に伝わる詩をモットーに頑張ります。

お待ちしております。

縁切り

尊敬していた友人がいる
凄い絵を描く男だった
彼もまた 呪いを明るく発奮してた
彼は東京に出てきた
不動産のバイトだった僕が部屋を見つけてあげた
場所は高円寺 もう8年ほど前になるか

何故か東京に来て以来絵をやめ、
仕事に精を出している 8年!
理解できないがここまではまだいい

僕のライブ告知を全部無視する
高円寺なのに
お返事くらいくれてもいいと思いませんか?
君の音楽は嫌い、といえばいいのに

そもそも、いかれた音楽が好きなはずなのに
僕がいくらがんばってても無理だと思っているのだろうな
一度見に来てから判断してほしい 高円寺なのに

何故絵をやめた? 高円寺なのに
仕事なんて他の誰でもできるじゃないか
あの絵は、あんただけだ
あきらめる前に一度くらいやってほしかった

僕はやっている



というわけで縁を切った
彼に無視されると悲しくなり、音楽やめたくなる 死にたくなる

このほか、人を陥れることが好きな音楽を馬鹿にし
人を蔑むことしかしない豚のような男も切った
というか自分が音楽やって、生きるためにいろんな人を切らざるを得なかった

馬鹿にしてくる人ばかりだった
しょうがない 僕はそこまでやりまくってなかったから
ただ地元が一緒なだけだから

でも…

その代わりに刃物のような男を得た
人から評価してもらえるまでにはなった
スタジオで自分の声が自分じゃなく聞こえ、震える


僕は間違っているのだろうか
そうあってほしい
僕が好きな人はそういう人だから

1月5日土曜、ライブです

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1月5日(土)
高円寺ペンギンハウス
\1,800 19:00 Open

19時くらいから演奏します。


●吉田雄吾
●たたずみ
●華村灰太郎
●西山正規

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ペンギンハウス新年最初の営業日にやらせてもらいます。
蛇年ということでねばつくような声ではじめませていただきます。
とはいいつつ素朴なフォークでまとめるつもりです。
ある種の初詣がてらお越しください!


お待ちしております。

12月14日金曜、ライブです

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12月14日(金)
高円寺ペンギンハウス
\1,800 19:00 Open

僕の演奏は19時30分からです。

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週末は忘年会ならぬ忘心会。 今年最後のライブということで
突き詰めております。
敢えて正統派のフォークの歌詞とメロディを追及しました。
良い音楽は、爆発か、泣くか、だとやはり俺は思います。
伝えに伝えるには。

お待ちしております。

10月4日、ライブです

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10月4日(木)
高円寺ペンギンハウス
\1,800 19:00 Open

僕の演奏は20時ちょうどからです。

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新世紀の童謡。 表現の果て。
今年だけで200曲以上作りそぎ落とした
結果の5曲を歌います。

お待ちしております。