本田移籍に想うサッカーのリアル

本田、ミランの背番号10番。。
こんなすごい現実、あっていいのかしら。

いくら低迷しているとはいえ世界で五指に入るビッグクラブ。
僕が海外サッカーにはまりまくっていたのは2004年頃のチェルシー全盛期。
その当時、10年後に日本人がミランの10番をつけるだろうと予言したら
失笑ものだっただろう。

あの当時しびれた海外サッカーのドラマ性は、
リヴァプールのCL優勝を期にどんどん薄まっていき、
今やそれほどの魅力を感じなくなってしまった。

スカパーで全試合を見るほど、あのフィジカルなプレイ、
劇的な試合、残留争い、問題児たち、そしてスタジアムを揺らす
大勢のサポーター！ etc…に本当に痺れたものだった。
胸を打つ現実がそこにはあった。

今、違う形でとんでもないドラマが現実に起こっている。
「小さい頃、ヨーロッパで背番号10をつけてプレイしたいと書いた。夢が叶った。」
とは本田の言葉。
彼の顔を模したユニフォームが売られるなどして、現地でも凄い歓迎をされていた。

彼以外にも香川、長友と、いずれもすごいクラブで主力で戦っている。
本当にここ10年の日本の成長はすごい。
8年ほど前、ふがいない試合ばかりで、当時の同僚が
「これが俺らの代表なのかと思うと情けない」と言っていたが
そんな時代はもう終わったのかもしれない。

気がつけば今年はワールドカップ。
当たり前だが日本以外も10年前とは全然状況が違う。
あのブラジルがタレント不足で自国開催なのにぱっとしない。
勝負弱かったスペインがEUROとのW王者、と挙げればキリがない。

昔好きだったアイルランドもスウェーデンも出場しないが
我が国日本の躍進に期待しようじゃないか。
ジーコとはなんだったのかと思うほど、本当にうまく発展したよ。
豊かとはいえ短期間でここまで成長した国は他に無いんじゃないかな。

ベスト8はいけるという楽観的目論見をしていたが、
コロンビア、ギリシャ、コートジボワールという
なんつーか派手さはないけど渋い、フィジカルが強い国ばかりのグループになっちまって
突破は五分五分かなと思ってます。。

まぁ、とにかく本田選手おめでとう！